琉大化学ってどんなところ?琉球大学 化学科のカリキュラム紹介琉球大学 化学科の研究室紹介

玉城 喜章(3年次向け研究室紹介)

研究室名:玉城研究室
教員名:玉城 喜章(たまき よしあき)
教員研究室:理B128
備考(実験室等):理B125B、理B130など
A. 研究室について
【研究分野】
光のエネルギーを活性化エネルギーに利用する反応を光化学反応と呼びます。この反応について研究するのが光化学という研究分野です。玉城研の卒業研究は光化学の分野に入ります。
【研究方法】
地面に落ちていたボールを拾い上げて投げると、それまで静止していたボールは勢いよく飛んでいきます。同じボールでも、止まっているのと、動いているのでは、見て受ける印象がだいぶ違います。この静と動を区別するためにエネルギーという言葉を使います。動くために必要なもの、それがエネルギーと呼ばれ、動いているボールは動きのぶん多くのエネルギーを持っています。投げられたボールは腕からエネルギーをもらって飛んだわけです。
私たちの身の周りにある物体は全て原子という粒が集まってできています。原子の大きさはおよそ1000万分の1mmととても小さく、その一つ一つの動きを肉眼で見ることはできませんが、物体の中の原子が動くと、その物体の色が変わったり、ときには物体が割れたりします。ですから原子を好きなように動かすこができれば、物体の全体の大きさや、色をあやつることができます。原子は小さくて摘むこともできませんが、物体を光で照らすことで原子を動かすことができます。太陽電池(ソーラーパネル)に発生した電気を使って回る扇風機の羽のエネルギーは太陽光のエネルギーを元にしています。この光のエネルギーで原子を動かすこができるのです。
結晶を構成している分子を光のエネルギーによって動かし、分子間の結合を切り、結晶を粉砕することができます。粉砕された破片の大きさがナノメートル(nm)サイズになることもあります。このような現象を応用して、玉城研では、レーザー光線により結晶を粉砕しナノ粒子が生成する仕組みを研究しています。
通常扱う結晶よりもはるかに小さいナノ粒子の物性には特有なものがあります。例えば、コロイド状態の金のナノ粒子には赤色のものがあります。金なのに金色ではなく、赤色です。このように興味深い性質を示すナノ粒子の研究に少しでも寄与できるように努めています。
【卒業研究テーマ】
○水中に浮遊した有機結晶をレーザー光で砕きナノ粒子を作製する○
疎水性の有機化合物の結晶を水中に浮遊させレーザー光を照射すると、結晶が粉砕し、有機ナノ粒子が生成します。ナノ粒子は水に分散するので、コロイド溶液が得られます。効率よくナノ粒子を作製できる条件を研究していきます。
【研究室の運営など】
玉城研での実験室、学生居室は米蔵研、漢那研の学生と同じになります。
B. 学生への一言・その他
卒業研究は研究活動の入り口です。卒業研究を通して科学の知識、試料作製法、測定技術、データ解析法、研究手法、作文、英語、プレゼンなどのレベルが少しずつ上がっていきます。大学院に進学して研究活動をさらに続けることで、上に挙げた技術などのレベルがさらに向上していきます。
社会に出て通用する知識、技術、研究手法を身につけるために大学院に進学したい学生も歓迎します。
卒業研究のみで、4年で卒業、就職したい学生も歓迎します。

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