琉大化学ってどんなところ?琉球大学 化学科のカリキュラム紹介琉球大学 化学科の研究室紹介

荻原 和仁(3年次向け研究室紹介)

研究室名:荻原研究室
教員名:荻原 和仁(おぎはら かずひと)
教員研究室:理B226
備考(実験室等):理B227、理B223
A. 研究室について
【研究内容】
 日本で唯一亜熱帯地方に位置する琉球列島には、内地と異なる特有の動植物が生息・分布している。これらの中には生理活性成分、抗酸化成分を含んだものが多い。そこで、沖縄産動植物に含まれる生理活性物質、抗酸化物質を単離・構造決定する。
1) 生物より生産されて体外に放出される化学物質の中には、生物固体間の情報伝達の手段として使われている化学物質がある。このような物質を生態相関物質という。そこで、生物界における種々の現象に関与している生態相関物質を明らかにする。
2) 植物の花、葉、実などの精油成分とその香気特性を明らかにする。
【研究方法】
 一般的な天然有機化合物の研究方法と同じである。すなわち、生理活性物質および精油成分の香気特性をターゲットとした研究では、①情報収集、②試料採集、③溶媒抽出(あるいは水蒸気蒸留)、④活性試験を併用した分離・精製操作、⑤機器分析による構造決定、⑥構造活性相関の検討である。生態相関物質をターゲットとした研究では、上記化学成分の抽出・単離・構造決定(①〜⑤)の他に、植物の栽培や生物の飼育が必要である。
【使用機器】
 研究室で維持管理している機器は HPLC および GC/MS(GC/MS/O と GC/PFC が付属)装置だけなので、得られた種々の物質の機器分析には、機器分析支援センター (NMR)や他の研究室の機器(UV, IR, MS, OR)を借りて対応している。
【卒業研究・修論テーマ】
1)「沖縄産動植物に含まれる生理活性物質、抗酸化物質の単離・構造決定」に関連のテーマでは、ムラサキ科、キョウチクトウ科、ガガイモ科、ミカン科、ユリ科およびマメ科の植物の成分研究。
2)「生態相関物質」に関連のテーマでは、蝶類、カメ虫類、コバチ類等の産卵刺激物質、摂食刺激物質、 防御物質、誘因物質に関する研究。
3)「植物の花、葉、実などの精油成分とその香気特性」に関連のテーマでは、みかん科(ヒラミレモン、タンカン、オートー、タロガヨなど)、ムラサキ科、キョウチクトウ科、マメ科、ユリ科植物等の精油 成分および香気成分の研究。フーチバのヤギ臭等の消臭効果の研究
【研究室の方針等】
 研究室の安全衛生と運営に関してのガイドラインを設け、毎年、研究室配属時にガイダンスを行っている。これらのガイドラインを遵守すること。
B. 履修しておいてほしい授業科目および必要な技術、ライセンス等
 有機化学I・II・III・IV、有機化学実験I・II、有機機器分析、天然物化学、有機反応論、応用昆虫学、 昆虫管理学 etc.
C. 当研究室ではこのような卒研生、研究生および大学院生を求めています
1)昆虫を飼育し、沖縄産の特殊な植物を育てているので、昆虫を飼育することが好きなこと、植物を育てることが好きな人(栽培、飼育だけで満足しないこと)。
2)研究室の安全衛生と運営に関してのガイドラインが遵守できる人。
3)研究に集中し、最低限平日には、必ず実験室で実験を8時間以上できる人。

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