琉大化学系なら
幅広く学べます
教育プログラム
理学部の教育目的は、普遍的な基礎科学の重要性を念頭に置き、優れた人材の育成を目指し、さらに、亜熱帯島嶼の特性を生かした特色ある教育を推進することです。このことに鑑み、化学系では多様な物質の反応・構造・機能を分子科学的に理解する基礎的化学に加えて、新規物質の創成や亜熱帯・島嶼・海洋の地域特性を生かした天然物・環境分野の化学教育を行い、化学的素養を基礎に幅広い分野で活躍できる人材を育成することを目的としています。
そこで、化学的素養を基礎に幅広い分野で活躍できる人材を育成するために、1年次から2年次にかけては、共通教育科目を中心に履修することになります。共通教育科目を履修することにより、一般教養ならびに語学力を身につけ、人間としての視野を広げると共に専門分野を学ぶための基礎力を養います。
1年次
入学直後の1年次では、「基礎ゼミ」を必修として履修します。ここでは、新入生が大学生活に慣れるために附属施設あるいは化学関連の施設の見学を行ったり、化学分野の広さと魅力、化学が社会にどのように貢献しているかなどを勉強します。また、専門の講義を理解するための基礎固めとなる専門基礎教育科目である先修科目の講義も同時に履修します。
2〜3年次
2年次から化学のあらゆる分野の基礎となる物理化学、有機化学、分析化学、無機化学の専門必修科目の履修がスタートします。これらの講義および実験実習では、自然界にあまねく存在する物質の構造と性質、反応性ならびに合成について学びます。これにより、知識と技術に基づいた自然観と科学観を身につけるだけでなく、環境やエネルギー問題に柔軟に対応できる基礎知識の修得をめざします。そして、3年次後期までに化学を基礎とした様々な専門科目および沖縄の特色を生かした専門科目の講義を履修していきます。
4年次
4年次では、17研究室のいずれかに配属され、卒業研究を行います。卒業研究では最先端の研究を通じてその分野の専門知識を体得し、研究論文の読解力や説明能力の習得および研究成果の発表能力を養います。琉大化学系では幅広い分野の研究室が開設されており、自分が興味ある分野(研究室)においてマンツーマンで研究指導を受けることができます。